ものを洗うための便利な機械
超音波洗浄機について
超音波洗浄機に対象物を入れて動かすと、水の中に超音波が流れます。
この超音波は人間の耳に聞こえないほど高く、20kHzから100kHz程度に設定されるのが一般的です。
周波数に合わせて、洗浄槽と呼ばれるタンクの底や側面にある振動子が動きます。
その振動が液体へ伝わり、細かい圧力の波を生み出します。
この圧力の波によって、キャビテーションという現象が起こります。
液体の中でたくさんの泡が発生し、次々に破裂する現象です。
この破裂のタイミングで、対象物の汚れが剥がれ落ちます。
もう少し具体的に説明しましょう。
泡が潰れる瞬間には、狭い範囲に強い衝撃と噴流が生まれます。
この衝撃こそが、汚れを落とす力の正体です。
手では届かない隙間の汚れまで落とせるのは、この仕組みがあるからです。
3つの作用を活用する
超音波洗浄機を使う前に、どんな作用を利用した機械なのか知っておきましょう。
まずはキャビテーションです。
名前を聞いたことがある人も多いはずです。
キャビテーションとは、水の中で生まれた泡が破裂し、対象物にわずかな衝撃を与えて汚れを剥がす作用を指します。
次に関係するのが、加速度効果です。
加速度効果とは、振動によって液体が素早く揺れる現象です。
この動きが、汚れを擦り取る役目を果たします。
そして最後は物理化学促進です。
この作用が働くと、液体の撹拌が進みます。
水に混ぜた洗浄液や洗剤が素早く反応し、汚れを落とす力はさらに強まります。
3つの作用が同時に働くからこそ、短時間で対象物が綺麗になります。
仕組みを知っておけば、使い方の工夫もしやすくなるでしょう。